Mayan Underworld

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変化する雰囲気と水の色味に惹きつけられるケーブ

こんにちは、マヤンアンダーワールドのみきです。今日からケーブダイバーご夫婦と、連日ケーブ三昧の9日間がはじまりました。

初日は、プラヤデルカルメンの町外れにあるセノーテ「ココム」へ。セノーテの所有者家族の名前が由来です。

抱えるシリンダーの数は、標準の両脇の2本のみ。ナビゲーションもシンプルに。初日ですから、のんびりスタートすることに。

オープンウォーターコースで習う、プレダイブセイフティチェックと同じ要領で、ケーブダイビングのはじまりはいつも、水面での持ち物や器材の取り回しに不備が無いかをチームで最終チェック。念には念を、ナビゲーションも改めて確認をしたうえでダイビングスタートです。

通常のレクリエーションダイビングとは異なり、何かあってもすぐに水面に帰ってこれないケーブダイビング。リスクの伴うダイビングではありますが、そのための準備は、身につける装備や私たちダイバーのメンタルまでいつも万端ですよ。

特に初日のダイビング。スーツも新しくしたばかりで嬉しい反面、いつもと浮力がかなり変わっていたり、脱ぎ着に体力を消費したり、まだまだ気候も暑い中でのダイビング。

全てのコンディションを考慮した上で、レクリエーションでもテクニカルでも、いつも変わらず大切なのは無理のない範囲で楽しむことです。

蓄積物やバクテリアの影響により黒く覆われた、壁や天井。20分程は薄暗い道が続いた後、サーモクラインにより、水の色が2色に分かれる空間が突如現れるシーン。2層の間に漂う硫化水素の層も合わせて、見どころです。

この先、ひとつのトンネルを堺に、真っ黒だった壁や天井が、真っ白に変わります。

柱状の鍾乳石にご注目下さい。丁度中間で色が変わっているのがお分かりでしょうか?

地層の成り立つ仕組みと同じように、ある一定の年代まで、黒いラインまで水が溜まっており、それ以降の年代で、更に水かさが増したと想像することができます。

ここまでは暗く、これと言って特徴的な鍾乳石もないどんよりとしていた印象が、ここからは明るく、鍾乳石のデコレーションも加わりより華やかな印象に。

数分おきにコロコロと変化する雰囲気と水の色味に、惹きつけられるケーブです。

しばらくこれらの華やかなゾーンを楽しみ、また暗い帰路へと引き返します。

出口付近から覗く、オープンウォーターエリアのグリーン。これまた、どんよりとした帰路とのギャップに癒されます。

明日もまた慣らし程度に、のんびり潜れるケーブのリクエストです^^

では。