自然の織りなす造形と、時代の移り変わりを楽しむ2ダイブ
こんにちは、マヤンアンダーワールドのみきです。
昨日に引き続きご参加の、旅仲間であるおふたりをリクエストいただいていたセノーテ「Angelita: アンへリータ」へご案内。2日目と慣れてきたところで、Gopro無料レンタルもご利用になり、感動の景色をデータにも納められてます。
どんよりとした雰囲気の中を潜降していくと、水深14mあたりから視界がサッと開け硫化水素の雲海が見えてきます。異空間にワープするような感覚、天空の世界を見下ろしているような、雲の上を飛んでいるような感覚は他のどのダイビングでも味わえません。ダイバーなら、せっかくメキシコまで来たなら、絶対に見ておきたい景色 NO.1 でしょう。
ここでは洞窟を探検しているような複雑なルートは一切なく、寸胴の竪穴。潜降、そして減圧不要限界が許す限り目の前の現実から切り離されたような景色をご堪能いただきます。シンプルなダイビングだからこそ、どうお楽しみになるかは皆さま次第、皆さまの自由自在。私は全景をぼーっと見下ろす時間なんかも好きですよ。
ガス量や減圧不要限界に余裕がある場合は、雲の下の世界ものぞいてみましょう。雲の層はおよそ1mほど。その間一時的に視界は悪くなりますが、チームで手を繋ぎ、ガイドが皆さまをコントロールし着底できるところまでご案内いたしますのでご安心くださいね。着底したところ30mがこちらの最大水深となります。雲の下は海水がやや混ざっているため浮力が少し強くなります。スムーズに潜り込むには、BCDの空気を少し抜いてあげるのがポイントです。
深度下ではガスの消費スピードが速くなります。窒素が体に溶け込むスピードも速くなるため、減圧不要限界に達するまでの時間も短くなります。通常よりもこまめにガス量と減圧不要限界の確認をお心がけください。これらの前提知識と18m以深でのダイビング経験を要するため、アドバンスライセンス以上の資格をお持ちの方を対象としたポイントとなります。
より安心してそして楽しみの幅もぐっと広がりますから、セノーテへのご旅行前に、アドバンスライセンスへステップアップしておくのもおすすめです。
人ひとりしか通れないような抜け道があったり、壁面はまるで溶けているかのように独特です。まさにMさんが撮影された、ジャングルの木々に囲まれた水面を見上げる景色も素敵ですよね。単調なようで、実は見どころが隠されていて目が離せないのです。これら全てが自然につくり出されたというのが、信じ難いほどに、魅力的ですよね。
アンへリータのような唯一無二な景色も外せないけど、セノーテといえば、やっぱりキラキラしたこんな景色。そんな緩急のある面白い組み合わせとなるのがセノーテ「Carwash: カーウォッシュ」
昔々今よりもずっと水位が低かった時代を生きた人類や動物にとって、セノーテは暮らしの場だったと言われています。はたまた、マヤ文明の栄えた時代には神聖な場として、装飾品や生贄が捧げられることもあったんだとか。そんな歴史の証として、ここではこの洞窟内で発見された人類の骨や石器などを見ることもできます。
今では癒しを求め人々が集まる、憩いの場。あるいは、洞窟のさらに奥深くへ侵入するケーブダイバーたちのメッカ。時代の移り変わりというのは、なんとも感慨深いものですね。
そうそう、年中南国のイメージがあるこの地域ですが、只今1年の中でもいわゆる冬にあたる数ヶ月なんです。水温は通年25度と変わりませんが、外気温はこの季節だと20度前後。ワンダイブすると何気に体が芯から冷えてくるのです。こんな日に食べたくなるのが、ポソレというメキシコのスープ料理。おふたりもちょうどタコスに飽きてきた頃とのことでしたので・・