50mに30分、大人気セノーテピットで減圧ダイビング

こんにちは、マヤンアンダーワールドのみきです。

昨年グスタボの元で、アドバンスドナイトロックスコース、減圧手順コースを受けたお客様。前回は2月、そして今回と、減圧ダイビングの経験を重ねるべく継続的に通って頂いています。

今回提案させて頂きましたのはセノーテ「ピット」での減圧ダイビング。レクリエーションダイバーの皆様にも大人気のポイントですが、その底は100m以上にまで続いています。テクニカルダイビングだと、どんな景色を見せてくれるのでしょうか。

今回は3種類のガス: 21%の空気、50%のナイトロックス、100%の酸素 を準備しました。これらを使い、50mに30分留まるダイビングを計画。

コースの中で詳しい仕組みを学びますが、アプリケーションを使い、何メートルに何分、どのガスを使うのか。ダイビングの全体的なプロフィールを確認出来ます。水中では、ダイブコンピュータに従い、順に減圧を行います。

自分たちが使用するガスの中身は自分たちで確認済み。全部で1人4本のシリンダーを保持します。現地のおじさんにチップを払って、シリンダーを順に下ろしてもらい、体にぶどうの総のように装着していきます。

ちなみにこのサービス、レクリエーションダイビングでご参加の皆様も50ペソで頼むことができます。急な湿った階段の登り降りは、気をつけていても危険ですので、無理をして怪我をしない選択肢として、気軽に頼むことをお勧めします。

私も1度、シリンダーを抱えたまま階段を踏み外し大胆に転んだことがあり、その後はしばらく頼み続けていました。50ペソで身体を守れるなら安いものです(笑)

セノーテ「ピット」を潜られたことのある方はご存知かと思いますが、水深30m付近に薄らと広がる硫化水素の層。その層を抜けると視界がクリアになり、小高い丘の裾がずぶずぶずぶと深みへと広がっています。

この辺りが純正ハウジングでgoproを使える最後の水深。40mを超えると、ボタンが使えなくなってきます;

光も届かないのでひたすら薄暗いですが、50mに30分も滞在出来るって単純に凄い。レクリエーションダイビングでは30m付近にいられるのも10分ちょっと。テクニカルダイビングの醍醐味を感じます。

そもそもディープはあまり興味のない分野のダイビングでしたが、やってみると、計画を立て実行していくそのプロセスに、とても魅力を感じ惹かれたことをよく覚えています。

帰路では、40m付近に眠るジャガーの骨や、人類の骨を見つつ、ゆっくり減圧を始めながら帰ってきました。11,000年前後、丁度氷河期の終わりの頃のものだと言われています。

さらに先の水深には、同じ時代に生きていたと言われているナマケモノの先祖の骨も丸ごと見つかっています。

私もまだまだ大深度でのダイビングには慣れません。無意識に呼吸がやや浅くなるのを感じるほど。こんな時にインストラクターの仕事の重要さや、実際に何が必要なのかやあり方を、生徒側として改めて見て感じます。

この人となら安心、この人から学びたい、こんなダイバーになりたい、というインストラクターを見つけて下さいね。イケてるダイバーになる近道だと思います。

ダイビングを始めたい、も。

アドバンスダイバーにステップアップしたい、も。

サイドマウントをやってみたい、も。

ケーブダイビングやディープに興味がある、も。

全部お任せ下さい。一緒にはじめましょう^^

では。

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