少し寂しくなったセノーテ「カーウォッシュ」

こんにちは、マヤンアンダーワールドのみきです。

“2024年潜り納めフルコース” も、終盤に差し掛かってきました。今年も残り2日。

1日目 カンクン水中美術館「MUSA」済✅

2日目 セノーテ「ドスオホス」「ピット」済✅

3日目 コスメル 済✅

4日目 セノーテ「アンヘリータ」「カーウォッシュ」

5日目 ブルシャークダイビング

MさんYさんの4日目にご案内する、秘境感たっぷりのセノーテ「アンヘリータ」

空模様はあまり良いように見えませんが、ご心配なく。実はあまり、天気に左右されないセノーテなんです。

というのも、通年通して透明度が抜群に良いわけではなく、水面を覗いてみても、他のセノーテのようなキラキラしていてクリアな景色とは程遠い。薄暗くどんよりした景色。開口部が寸胴に広がる形状のセノーテですが、水底はまるで見えません。

そんなセノーテの見所はどこにあるかというと。

水深28mに広がる硫化水素の層。雲の上を浮遊しているような感覚や、他では見ることの出来ない異様な景色で、一度潜った方々を魅了するセノーテです。

それはまるで、水中にいるのではないような感覚にさえなります。

ダイビングはいたって単調で、先ずは見所となる硫化水素の層、28mを目掛けて垂直に潜降します。

潜降するにつれて浮力が減少し早くなる潜降スピードを、こまめにBCDに浮力を足して、コントロールしながらゆっくり潜降します。焦る必要はないので、確実な圧並行をお忘れなく。

特に指標となるものが無い環境なので、ふと自分が今どの水深にいるのか分からなくなりやすく、いつのまにかこんな水深まで潜降していた、もしくは浮上していた。ということも、なきにしもあらず。

視野の中に必ず私を入れて頂いたり、ダイブコンピューターの水深をチェックして頂くことで、ご自身の深度を管理して下さい。

帰路には、プチ洞窟を絡めて、ゆっくり水深を上げてくるのみ。ディープに長く留まるダイビングですので、通常よりも少し長めの5分間の安全停止することを推奨しております。

水中からジャングルの景色を眺めながらの、安全停止も乙なものです。

最低限、水中で自由自在に自分の体をコントロールが出来るスキルがあると、余裕を持って本来の良さを十二分にお楽しみ頂けるポイントですよ。

蓮の葉の群生溢れる、メルヘンな景色をお見せするべく、2本目はセノーテ「カーウォッシュ」へやってきましたが・・

アレ。上記写真のようにイメージしていた蓮の葉の群生が見当たりません。

原因は、雨季により、水面が濁った時期が長く続き、太陽光が水底に届かなくなったことが考えられます。

蓮が無くとも、見所の多いセノーテではありますが、それでもやっぱり少し寂しい。しばらく、「カーウォッシュ」リクエストの皆様には、この状況をアナウンスさせて頂こうかと思います。

蓮の葉の群生の景色を見る、代替え案としては「ニクテハ」になるかな。

では。

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