ご夫婦で新しいステージへ
こんにちは、マヤンアンダーワールドのみきです。
今回はアメリカ在住のTさんご夫婦が揃って、フルケーブダイバーになられるまでの道のりをご紹介させていただきます。はじまりは、Instagramで私のページをみつけてくださったご主人からのご連絡でした。実はご主人Kさんは、もう何年も前に、私が以前勤めていた宮古島のお店に来てくださっていたお客さまでもあります。
当時のオーナーのサイドマウントの姿に憧れて、始められたサイドマウント。今ではご結婚され奥さまと、様々な経験を共有されていらっしゃるとのこと。
もともと陸上のケイビングがお好きな奥さま、お互いにダイビングもされていたことから、共通の目標としてケーブダイビングというのが掲げられていました。
コアな趣味を、同じ熱量で共有できるって素敵。なにより、通いやすい距離に本場のトレーニングができる場所があるなんて、最高!
沖縄同様、この地域にもダイビングショップは数えきれないほどありますが、すでに他のお店さんにて2回にわたり、計11日間のトレーニングを受講済み。その時間の全てが、最初のステップであるカバーンコースに要された時間だったとのこと。
おふたりとしても認定に至るまで、思いのほか時間がかかり、ご自身たちの技術への不安や、本当にこれで合っているのかという疑問がつのる中。
宮古島からメキシコへ移り、ケーブインストラクターである主人との活動をみつけてくださり、今回7月にイントロトゥケーブコース。11月にフルケーブコースをお任せいただくことになりました。
武道に様々な流派があるように、インストラクターの数だけ、さまざまな考え方や教え方があります。私たちは、それぞれを否定し合うのではなく、リスペクトしながら、様々な正解を皆さまにお伝えできればと思っております。
ただ言われたからこのやり方、なんとなくこのやり方、ではなく。ひとつひとつが自分の命を守ることに直結するからこそ、いつも自分の中で腑に落ちる理由を持って選択していきたいですよね。
初日はお互いのスキルを知り合うことも兼ねて、また、これから一緒に潜っていくチームとしても安心してスタートするため、カバーンエリアを純粋に楽しんでいただくダイビングへご案内。
続いてこれまで学ばれてきた内容に対しては、ただ復習・修正を重ねるのではなく、長所を伸ばしながら進めていきます。そのうえで、イントロトゥケーブコースの肝となる
・ロストダイバー(はぐれたダイバーの捜索方法)
・ロストライン(ガイドラインを見失った場合の復帰方法)
にも、取り掛かっていきますよ。
ひとつのスキルを完璧にすることも、もちろん重要なことですが、そこでとどまるだけでなく、新しい課題への挑戦していくこともまた必要なのです。
陸上で十分に手順を確認し、水中のケーブ内で実践、の繰り返し。
? と少しでも感じたら、すぐに質問し、ひとつひとつクリアに。納得されながら進む慎重な姿が印象的な奥さま。これすごく大切で、それがどんなに大した疑問でないように感じられても、どんどん質問していただきたいです。そのためのコース期間であり、そのためにインストラクターがいるのです。
お互いのコミュニケーションもより密になり、チームとしてのクオリティもさらに高まってきて、最終ステップであるフルケーブコースでは、主にナビゲーションを学んでいきます。
この地域でも毎年ケーブ事故が起き続けていますが、そのほとんどが他の地域でケーブコースを受講したダイバーによるものであることをご存知でしょうか。
マニュアルの内容以上に、幅広いパターンを兼ね備え、複雑で時に困難なケーブが山ほどあるこのフィールドでは、自然と求められるレベルも高くなります。
決してどこで学んだかがすべてではありませんが、実際のケーブ環境でどれだけ多くのシチュエーションを経験し、考える機会を持てたかはとても重要だと日々感じさせられます。
そんな環境があるからこそ、ここリビエラマヤでは、レベルの高いケーブダイバーが育っていくのです。
確かな自信を育み、皆さまのモチベーションをさらに高めるお手伝いをすることも、私たちインストラクターの役割であると思うからこそ。おふたりが自信を少しずつ取り戻され、心から楽しむことを思い出しながら、ダイビングに向き合っていらっしゃる姿を見ることができたのは、とても嬉しいことでした。
それも表面的なものではなく、内側から湧いてくるような自信であることが、なおさら嬉しく感じられます。
事故のほとんどは、初心を軽視してしまったことが原因です。経験を重ねられても、コースの内容をいつも忘れずに、謙虚に慎重なケーブダイバーとして長く活躍していただけますように。
コースを終えると、熱心に取り組んでくださる素晴らしい生徒の皆さまに恵まれていることへの感謝の気持ちが募るばかりです。今回大切なパートをお任せくださったTさんご夫婦、ありがとうございます。そしておめでとうございます。新しいステージでのダイビングをお楽しみくださいね。
MAYAN UNDERWORLD
から、お気軽にお問い合せ・ご予約下さい。
では。