美しいというだけではなく、感じる場所
こんにちは、マヤンアンダーワールドのみきです。
引き続きInstagramやTikTok、YouTubeなど幅広く動画でダイビングの様子・情報を発信されている のりんさん Aさんご夫婦とのダイビング。
王道ポイントをひととおり巡ったところで、いよいよ折り返し地点。ここからはさらに変化と奥深さを感じるセノーテをご案内していきますよ。
透明度が良いわけでもなければ、薄暗くどんよりとした雰囲気。鍾乳石のデコレーションが見応えがあるわけでもありません。初めてのセノーテダイビングでいきなり訪れると「セノーテってこんなところなの?」と戸惑ってしまうかもしれない、それほどに独特な雰囲気を持った「アンヘリータ」
ですが、すでに光や透明度、鍾乳石を楽しむ王道セノーテの美しさを知っているおふたりだからこそ、このギャップが際立つのです。
水深28m付近に現れる白く濁った硫化水素の層は、湖の底がもう一つの世界へ繋がっているよう。
硫化水素の層の上を、ふわりと中性浮力を取りながら進んでいくこの浮遊感。他のどんなセノーテともまったく違う、唯一無二の体験ができる場所ですよ。
雲の下に潜り込むと、世界は一変。さらに薄暗く、あたりは赤茶色に包まれます。水底に溜まった落ち葉から滲み出たタンニンの色です。
このポイントはただ美しいというだけではなく、感じる場所。写真や動画では伝わりきらない、静けさと神秘があります。だからこそ、ある程度セノーテに慣れてきたタイミングでご案内したい場所なんです。
そんなアンヘリータとセットでご案内したのは、国道沿いに位置しかつてはその名のとおり洗車場としてセノーテの水が使われていたことから通称が付けられたセノーテ「カーウォッシュ」
広々としたオープンウォーターエリアには、水草が草原のように広がり、その中をのんびり泳ぐ淡水魚たち。ポツンポツンと並ぶ蓮の葉のブーケが、なんとも癒される光景を演出してくれます。
癒しの景色だけではなく、焚き火の跡、人骨、土器の破片、といった洞窟が水没する前に人類が住んでいた痕跡を今でも目にすることが出来、今日もたっぷりセノーテがもつ多面的な魅力を感じていただきました。まだまだ続きますよ〜。
では。
MAYAN UNDERWORLD
お気軽にお問い合せ・ご予約下さい。