ケーブダイバーになる準備は万端
こんにちは、マヤンアンダーワールドのみきです。
今日から5日間、リピーターのお客様Brianとカバーンダイビング三昧です。カバーンダイビングと言っても、彼のリクエストはとにかく長く潜りたい。
通常レクリエーションダイビングのダイバー向けに設置されている、ガイドラインは、ぐるっと一周すると40分程の長さ。決められたガイドラインを辿る中で、とにかく長く潜りたいというリクエストにお答えするのは少々難しいところではありますが、なんとかトライしてみせますよー。
例えば今日のセノーテ「チキンハ」
黄色い線の通りに実際に水中にもラインが設置されています。それを指標に、ガイドを先頭に数珠つなぎになってダイビングするのがセノーテのダイビングスタイルです。
マップを見ると、2本のラインにルートが分けられているのがお分かり頂けますでしょうか。それぞれ行って、Uターンして帰ってくると丁度40分程のダイビングになります。
今回は左側のラインからスタートし、Uターンしてエントリー口付近に戻ってきたら、そのまま右側のラインへと移り。要は水面休息の時間をとることなく、リクエスト通りロングでの1ダイブとなるようご案内致しました。
結果的には同じことなのですが、頑なに長く潜ることにこだわる理由としては彼は「サイドマウントダイバー」だから。
元々ディープダイビングに興味があったBrianは、テクニカルダイビングのトレーニングを始める中で、背中に2本のシリンダーを背負う「バックマウントダブル」のスタイルを試したもののしっくりこなかったらしく。
その時グスタボの「サイドマウントダイビングって知ってる?」という何気ない一言から、数年前にスタートされたのがそのダイビングスタイル。それ以来サイドマウントスタイルでのダイビングの虜に。
アルミのシリンダーを両脇に配置し、アルミシリンダー特有の浮力を上手く活用することにより抜群の安定感や浮遊感を感じることが出来るのです。また、2本のシリンダーを使用することがベーシックであるため、必然的に通常の背中に1本のシリンダーを背負う「シングルバックマウント」スタイルよりもガス量に余裕が出来るのです。
その余裕を活かして、長く潜っていたい気持ちは分からなくありません。
ケーブダイバーになりたい気持ちはあるものの、時間の兼ね合いもあり、まだケーブダイバーのコースには至っていません。
ケーブダイバーにさえなれば、このユカタン半島には一生かかっても遊び尽くせない程、いくらでも長く潜っていられる、選択肢がいくらでもあります。私たちにとっては、まるでジャングルに隠された宝の山。開けてびっくり、潜ってみてびっくり。宝箱みたいな場所です。
ケーブダイバーになる準備は万端。ひとまず、コースのためにまとまった時間がとれる時が来るまでは、なんちゃってケーブダイバー気分を楽しむこととしましょう。
では。
MAYAN UNDERWORLD
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